お墓の構造

お墓の基本となるのは、墓碑・納骨棺・外柵の3点です。外柵の内側に納骨棺を埋設し、その上に墓碑を建てます。このほか、五輪塔・灯籠・墓誌・塔婆立など付属品で構成されています

密教の教えに基づき、宇宙を構成する「地・水・火・風・空」を5つの形で表現しています。

「境界石」「結界石」とも呼ばれ、あの世とこの世を分かつ結界であると考えられています。

自然石の形をそのまま生かしたものや、テーブル型に加工したものなどがあります。

墓碑の前に設置する3点。お線香を立てるか、寝かせるか、宗派によって香炉の形が変わります。

墓域への入り口となるため、戒律を守る「戒壇」であるととらえることもできます。

雑草を予防するだけでなく、土が風雨で舞い上がって、お墓を汚すのを防ぎます。最近は、貼石も増えています。

納骨や年忌法要時などに塔婆を立てます。塔婆供養を行わない宗派では、必要ありません。

別名「角碑型」は、日本のお墓の主流です。竿石・上台・中台・芝台の4つの石で構成されます。

お墓に埋葬されている方のお名前（戒名・俗名など）や没年月日などを刻むものです。